ダイニングリフォームの費用相場はいくら?|事例や失敗しないためのポイントも

生活空間の拠点となるダイニングをリフォームする際には、50~100万円程度の費用がかかることが多いです。マンションの場合は実施する前に管理者に許可を取る必要があり、事前準備は多いため注意が必要です。

上手にダイニングのリフォームをするには、費用だけではなくスムーズに進めるためのポイントも知る必要があります。ダイニングリフォームのポイントをを知り、納得のいく内容で工事を進めていきましょう。

POINT

  • ①リフォーム費用は工事箇所による変動が大きい
  • ②食事をする場所という生活動線を意識しながら計画を立てる
  • リフォーム費用を抑えるためには、修復箇所を絞りDIY可能な場所は自分でリフォームするとよい

目次

1. ダイニングのリフォームにかかる費用相場

ダイニング全体のリフォーム費用を見ると、大体50~100万円程度が平均相場です。しかし、工事箇所が多くなったり、細部までこだわった工事をしたりすると、200万円以上と相場を大きく超えてしまうこともあります。

実際にかかる費用はどれくらいになのか知るためにも、より詳細な費用相場を把握しておくことが大切です。

ダイニングのリフォーム費用の内訳

より詳細にコストを把握するためには、費用の内訳を知っておくことが大切です。

リフォーム箇所費用相場工事期間
クロスの張り替え・量産品:平米あたり約1,000円~
・一般品:平米あたり約1,500円~
1~2日
フローリングの張り替え・重ね張り:約8~18万円/8畳
・張り替え:約10~20万円/8畳
1~3日
間切りの撤去約10~25万円1~5日
カウンターの造成約13~30万円
壁面収納の造成約60~100万円

使用する部材のグレードや、導入する設備の機能やデザイン性によって、費用相場は異なります。基本的には工事を行う面積が増えたり、高級品を使用したりするとコストアップすると考えましょう。行う内容によって違いはあるものの、大体1日から1週間程度で終えられるものが多いです。

インテリアも一新したい場合は費用が高額になる

ダイニングのリフォームに伴い、インテリアも新調する場合は、費用はさらに高額になってしまうため注意しなければなりません。どの程度の価格帯でインテリアを購入するかにもよりますが、数万円程度かかることは多いです。

高級品やブランド品などを購入するなら、1つのアイテムだけで10万円以上かかることも少なくありません。ダイニングならテーブルや小物、照明など導入できるものが多いため、それぞれ新調するとなると相場以上の高い金額がかかることは理解しておきましょう。

また、古い住宅だと照明や電気器具などを導入する際に別途配線工事が必要になることもあります。作業工程が増えるとその分費用も高くなるため、この点にも注意しなければなりません。

2. ダイニングのリフォームで費用を抑える4つの方法

数十万円から場合によっては100万円以上かかってしまうダイニングのリフォームは、次の4つの方法で費用を抑えられます。

  • 1.リフォーム箇所を限定する
  • 2.補助金制度を利用する
  • 3.複数のリフォーム業者から見積もりをもらう
  • 4.専門知識が不要な箇所はDIYでリフォームする

これらの方法を試しながら費用を節約し、少しでもお得にダイニングのリフォームを行いましょう。

リフォーム箇所を限定する

一度にリフォームを行う箇所が増えると、当然出費も増えるため、費用を抑えたいならリフォーム箇所を限定することが大切です。

例えばダイニングのリフォームでは隣接するキッチンやリビングなどのリフォームもまとめて行う人が多いですが、工事をする面積が増えると、費用は一気に増大してしまいます。ダイニングのみとLDKすべてのリフォームをする場合では、数倍近く費用が違うことも少なくありません。

複数箇所まとめて行ったほうが諸経費を一度にまとめられてお得ではありますが、一回あたりの金銭的負担が増えやすいことは理解しておきましょう。

補助金制度を利用する

一部リフォームでは補助金制度が利用でき、これを活用することで費用負担を抑えられます。補助金制度は多数ありますが、ダイニングのリフォームにかかわるものだとバリアフリー化を目指したものや、断熱など省エネ化を目指すものが主でしょう。

補助金制度条件主な工事内容補助金の上限
介護保険・要支援・要介護と自治体から認定された人が居住する住宅であること
・バリアフリーリフォームすること
・手すりの取りつけ
・段差の解消
・滑りの防止や移動円滑化ができる床材・通路面の材料の変更
・扉を引き戸へ取り替え
20万円
高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業高性能な建材を使用して断熱リフォームを実施する断熱材や断熱用の窓、断熱用ガラスを用いたリフォーム・一戸建て:120万円
・集合住宅:15万円
次世代省エネ建材支援事業高性能な建材を使用して断熱リフォームを実施する断熱パネルや潜熱蓄熱建材の設置など・一戸建て:200万円
・集合住宅:125万円

それぞれ条件や補助金の上限金額が異なるため、違いを把握した上で、求める工事ではどれが適用できるのかチェックしておくことが大切です。

複数のリフォーム業者から見積もりをもらう

リフォーム費用を抑えるには、複数の業者から見積もりをもらい、金額を比較することが大切です。業者によって設定している工事費や諸経費、部材の仕入れ値などが異なるため、同じ工事でも全体の費用は違ってきます。

最初に見積もりを依頼した1社で決めてしまうと、相場以上の費用になって損をすることもあるため、必ず複数社から見積もりをもらうようにしましょう。依頼する業者に悩むなら、一括見積もりサイトの「リフォームのナコウド」にお任せください

リフォームのナコウドはリフォームの専門知識を持った相談員が、やりたいリフォーム内容に合った業者をご紹介します。信頼できる業者を見つけやすく、スムーズにリフォームを進めやすくなるためぜひお任せください。

専門知識が不要な箇所はDIYでリフォームする

ダイニングのリフォームは、箇所によっては業者に依頼せずともDIYで行える場合があります。DIYなら大幅に費用を削減できるため、腕に自信があるなら積極的に挑戦してみてもよいでしょう。例えばフローリングやクロスなどの張り替えなら、ほぼ材料費のみで行えるため、費用は大幅に削減できます。

他にも電気工事を伴わない照明の取り替えや、テーブルや棚の自作程度なら、DIYでも可能な場合は多いです。できるだけ自分で行うと費用は押さえられるため、できるところはDIYで、難しいところは業者に依頼するとわけて考えるとよいでしょう。

DIYは無理のない範囲で行うことが大切であり、失敗して余計に手間をかけてしまわないよう注意が必要です。中途半端に手を加えてしまい、後で業者に依頼し直すことになって余計な費用が発生することもあるため、難しいと感じるなら無理せず業者に頼んでリフォームしてもらいましょう。

3. ダイニングリフォームの5つの施工事例

ダイニングのリフォームを成功させたいなら、実際の施工事例を参考にしてイメージを作っておくことがおすすめです。

  • 【事例1】和にこだわったリビングダイニング
  • 【事例2】ダイニングとリビングを分割したリフォーム
  • 【事例3】LDKをまるごとリフォーム
  • 【事例4】対面キッチンを設置してリビングとつなぐリフォーム
  • 【事例5】吉野杉や珪藻土を用いたリフォーム

ひとくちにダイニングリフォームといっても内容は事例によって異なるため、それぞれの違いも含めてチェックしておきましょう。

【事例1】和にこだわったリビングダイニング

和の雰囲気をテーマにしたリビングとダイニングのリフォームでは、老舗旅館のような落ち着いた雰囲気を実現することに成功しています。費用は約91万円であり、リビングとダイニング両方を合わせた金額であるため、お得にリフォームできています。

天井の張り出しをなくしてフラットな梁を造り、木の部分を濃色に統一したりすることで、落ち着いた和の空間を演出しています。また、リフォーム前に使用していた建具を再利用している部分もあり、これまでの住宅の雰囲気を壊すことなくリフォームできている点も魅力です。

【事例2】ダイニングとリビングを分割したリフォーム

もともと繋がっていたリビングダイニングを、それぞれ独立した間取りに変更したリフォームです。北欧風のダイニングと和の雰囲気が漂う落ち着いたリビングを作ることで、家の中にいながらさまざまな空間が楽しめます。

それぞれ落ち着いた雰囲気であるためゆったりくつろぐことができ、開放感のある仕上がりになっているでしょう。ダイニングは天然木の複合フローリングを使用しており、柔らかな質感だけではなく視覚的に広く見える効果も発揮しています。

内装から水回り、収納の造成やその他細かい部分まで手掛けているため費用は858万円と高額ですが、間取りの変更など大幅な回収を行っているため、雰囲気をがらりと変えることができています。

【事例3】LDKをまるごとリフォーム

リビングとダイニング、キッチンをわけるために設置されていた対面カウンターを取り除くことで、開放的な空間を実現できています。

カウンターによってキッチンは広く、リビングやダイニングは狭いといったアンバランスさがありましたが、解体して取り除くことで、それぞれの広さを確保できています。間切りの撤去に加えて照明の変更なども行っており、リフォーム費用の合計は94万円です。

【事例4】対面キッチンを設置してリビングとつなぐリフォーム

対面のキッチンを設置することで、リビングとキッチンをつなげています。間取りの変更によってダイニングキッチンとして生まれ変わっており、リビングにいる家族とのコミュニケーションも取りやすくなっているでしょう。

テーブル部分には床暖房を設置し、出窓には内窓を追加しています。費用は150万円であり、工期は2カ月程度です。

※参考:オウチーノ

【事例5】吉野杉や珪藻土を用いたリフォーム

自然素材を使用したリフォームの事例では、吉野杉や珪藻土を主に用いています。床には吉野杉を、壁には珪藻土を使用することで、自然な風合いの印象を演出できているでしょう。

どちらも吸放湿の作用が高いため、湿度の調整がしやすい点も魅力です。また、ダイニングのテーブルはナラ材を使用しており、ダイニング全体のイメージを合わせられています。費用は1,100万円であり、工期は約2カ月です。

※参考:オウチーノ

4. ダイニングをリフォームする際の6つのポイント

ダイニングのリフォームを成功させるためには、次の5つのポイントを押さえて取り組むことが大切です。

  • 1.要望の優先度を明確にして予算に収める
  • 2.食欲を刺激する壁紙を選ぶ
  • 3.食事をする場所であるため汚れや臭いを対策する
  • 4.大容量の壁面収納を作る
  • 5.動線を意識してスペースを確保する
  • 6.ダイニングリフォームの必要設備 / あると便利な設備

どのような機能、設備が必要なのかを考え、ポイントを考慮しながらリフォームの計画を立てていきましょう。

要望の優先度を明確にして予算に収める

生活の拠点となるダイニングは、こだわってリフォームをするならどこまででも費用はかけられてしまいます。そのため、どのような機能や設備が欲しいかは、優先度を決めておかないと要望が際限なく出てきてしまうため、まずはリフォームの明確な目的を設定しましょう。

その上で予算も決定し、この範囲内でどのような工事を行うか考えることが大切です。リフォームを行う目的と予算の両方を設定していないと、明確なプラン立ては難しくなるため注意しなければなりません。

事前に明確なプランを立てておくと、依頼する業者にも希望を伝えやすく、かつ求めた条件の範囲内でリフォームをしてもらいやすくなります。

食欲を刺激する壁紙を選ぶ

ダイニングは食事をする場所であるため、壁紙は食欲を刺激する色を選ぶことが大切です。食欲を邪魔しないためには、基本的には無地がおすすめであり、白色など余計なイメージがつかないものがよいでしょう。

色つきにするなら暖色系がおすすめであり、柔らかい黄色みがかった色合いや、やや赤みがかった壁紙などは食欲増進にも繋がります。

反対に寒色系の壁紙は、食欲の低下に繋がることもあるため注意しなければなりません。青や紫などは食欲が低下しやすい色合いであるため、食事をする空間の壁紙としては適さないといえます。

食事をする場所であるため汚れや臭いを対策する

食事をする場所であるダイニングは、汚れや臭いなどの対策をすることも大切です。壁紙は防汚や抗菌、消臭などの機能を持つ素材を選ぶと、汚れにくく劣化も緩やかなため長く使いやすいでしょう。

機能性が高いと高価になりやすいですが、長くきれいな状態で使えることを考えるなら、結果的にコストは安いといえます。

大容量の壁面収納を作る

収納力を高めたいなら、大容量の壁面収納の造成がおすすめです。ダイニングなら食器棚や木棚などを設置してもよいですが、棚があるとその分スペースを取ってしまいます。棚の大きさや位置によっては、圧迫感が出てしまい、ダイニングが狭く感じてしまうことも少なくありません。

壁面収納なら棚分の張り出しがないため部屋がすっきりし、動線もスムーズになりやすいです。広々とした空間を実現しながら高い収納力も得られるため、構造や予算的に可能なら、壁面収納はおすすめのリフォームといえます。

動線を意識してスペースを確保する

ダイニングのリフォームをする際には、生活動線を意識して、必要なスペースを確保できるようにしましょう。例えば食器棚やテーブル、イスなどの配置はこだわることがおすすめであり、十分なスペースが取れていないと、扉の開閉やイスの出し引きができないこともあります。

物が取りやすいか、家事をしていて邪魔になる配置場所ではないかなどを確認しておくことで、スペースに余裕を持った配置を考えやすくなるでしょう。

ダイニングリフォームの必要設備 / あると便利な設備

ダイニングのリフォームには必要な設備と、あると便利な設備の2つがあり、それぞれ次の通りです。

必要な設備あると便利な設備
インターホン
・火災報知器
・エアコン
LAN配線
・床暖房/FF暖房/ガス暖房
・天井埋め込みスピーカー
・暖炉/薪ストーブ

必要な設備は、生活を最低限快適に過ごすために設置しておきたいものであり、これがないと困ることも多いため注意しましょう。

あると便利な設備については、設置は必須ではありません。あると快適さが増幅されるというものであるため、欲しい機能や予算の都合などを考えて、どれを追加するか決めておくとよいでしょう。

5. ダイニング空間を明るくする4つの方法

ダイニングは生活空間のなかでも過ごす時間が長いため、できるだけ明るくしておくことがおすすめです。ダイニングが明るいことでゆっくりとくつろぎやすくなり、安心感を得やすいでしょう。

  • 1.ダウンライト数の目安は10畳の部屋に対して6つ
  • 2.明るさをコントロールできる照明がおすすめ
  • 3.ダイニングを明るくするなら小窓も検討
  • 4.天井に高さをつけることで開放空間を演出

これら4つのポイントを意識することで、ダイニングを明るい空間にしやすく、生活の快適さも高められます。

ダウンライト数の目安は10畳の部屋に対して6つ

明るさを確保するには照明の設置が必要であり、これは10畳の部屋に対して、ダウンライト6つが目安です。部屋の広さに対して照明が少ないと、光の量が足りずに部屋が暗く見えやすいため注意が必要です。

使用するライトの明るさによっても必要な数は変わりますが、まずは10畳で6つという基本を覚えておき、後は自宅の状態に応じて設置する個数を変えましょう。

明るさをコントロールできる照明がおすすめ

スイッチ操作で明るさを変えられる照明がおすすめであり、シーンに合わせて照明をコントロールできると、より快適さは増します。例えば明るい白い光から、暖色系の光、目に優しい量を落とした光など、段階的に切り替えができると、時間帯に合わせた使い分けがしやすいです。

明るさのコントロールによって部屋の雰囲気も変えられるため、明るい空間から、ゆったりとできる落ち着いた空間まで幅広く演出できるでしょう。

ダイニングを明るくするなら小窓も検討

快適な空間を実現するには部屋の明るさは重要であり、ダイニングのリフォームなら小窓の設置もおすすめです。小さくても窓がひとつあるだけで入ってくる光の量は大きく異なり、なにもないよりは断然部屋は明るくなります。

大きな窓を設置できるなら巨大な1枚窓でも構いませんが、立地や建物構造などの問題で、これができない場合もあります。大きな窓が設置できず、1箇所から採光することが難しいなら、小窓を複数つけてさまざまな場所から光を取り入れられる設定にしておくとよいでしょう。

天井に高さをつけることで開放空間を演出

ダイニングの天井を高くしておくと、それだけで開放的な空間を演出できます。天井が低いと圧迫感があり、部屋全体が狭く感じてしまうことも少なくありません。反対に天井が高いと、多少部屋が狭くても開放感があるため、広く感じやすいです。

天井から採光できるようにしておくと、高いところから光が降り注ぐため、部屋全体を明るくしやすいです。高さのある天井なら、光の量が多い照明を選ぶと、ある程度距離があっても部屋全体を明るく照らせます。

6. ダイニングのリフォームはまず一括見積もりサイトを利用する

高額な費用がかかることも多いダイニングのリフォームは、一度一括見積もりサイトを利用して費用の相場を探ってみることがおすすめです。相場を知ることでプラン立てがしやすく、その後の流れも見えてきます。

相場を知り、予算や工事の目的を明確にしてから臨むことで、ダイニングのリフォームをスムーズに成功させましょう。