洋室リフォームの費用相場はいくら?|施工事例や費用を抑えるポイントを紹介

自宅でのリラックス空間といえる洋室のフルリフォームは、40~300万円程度の費用がかかります。工事費が高額になりやすいからこそ、事前に情報収集を行い、納得のいく形でリフォームに取り組むことが大切です。

また、マンションの場合は管理者に事前に許可を取る必要があります。洋室リフォームの費用からポイントまで知り、理想の空間の実現を目指しましょう。

POINT

  • 洋室のリフォームはフルリフォームで40~300万円、和室からのリフォームでは50~90万円ほどかかる
  • 費用や工期が一番かかるのはフローリングのリフォームで、費用は20~35万円、工期は3~5日程度
  • 洋室をリフォーム費用を抑えるためには、工事内容のグレードを下げて、できる箇所はDIYするのもおすすめ

目次

1. 洋室のリフォームにかかる費用相場

まずは洋室のリフォームにかかる費用相場を、大まかに見ていきます。

リフォーム内容費用相場工事期間
洋室のフルリフォーム40~300万円1~2週間程度
和室から洋室へのリフォーム50~90万円1~2週間程度

もともと洋室だったものをフルリフォームするのか、和室を洋室に変更するのかで費用の相場は大きく異なります。

また、それぞれ工事期間の目安は大体同じくらいですが、実際には自宅の環境やリフォーム箇所の多さによって変動するため、より長期間かかってしまう場合があることは覚えておきましょう。

洋室をフルリフォーム:40~300万円

現在の洋室を一新するために行うフルリフォームは、40~300万円程度が費用が相場です。洋室のリフォームとひとくちにいっても工事内容は多数あり、主なケースだと次のものが該当します。

  • フローリングの張り替え
  • 天井・クロスの張り替え
  • クローゼットの撤去・造成

それぞれ行う工事が増え、範囲が広がるごとに費用は高くなると考えましょう。例えばフローリングの張り替えのみを行い、かつ洋室の床面積が小さいならそれほど費用はかかりません。

しかし、これらの工事をすべて行い、かつ部屋も広いという場合は、コストアップしやすいため注意が必要です。また、リフォームに伴い間取りの変更など、大幅な変更箇所があると、これも費用増大の大きな理由になるため、頭に入れておきましょう。

和室から洋室へのリフォーム:50~90万円

現在和室として使用しているものを、洋室にリフォームするという方法もあります。この場合は費用相場は50~90万円程度であり、洋室のフルリフォームよりは行いやすいでしょう。和室を洋室にするリフォームでは、主に次のような工事を行います。

  • 畳からフローリングへの張り替え
  • 天井や壁紙の張り替え
  • ふすまをドアに変更
  • 押し入れをクローゼットに変更

あくまで工事のケースの一例ですが、箇所に合わせて洋風の設備を取り入れることで、和室を洋室に変更していくと考えましょう。

インテリアを揃える追加費用:1~10万円

リフォームの際に部屋のデザインも変えたいなら、インテリアを揃えるための追加費用も考慮しておかなければなりません。新調するインテリアの数やグレードによって費用は異なるものの、大体1~10万円程度の費用はみておいたほうがよいでしょう。

例えば高級家具店などで購入すると、洋室向きのテーブルセットだけでも、10万円を超すものは少なくありません。選ぶ商品次第でコストは大きく違ってくるため、どこまでこだわりたいか、費用はいくらまで出せるかを考えることが大切です。

また、電気設備の新調は、場合によっては別途配線工事が必要になることもあります。配線工事が必要だと工期は伸び、費用も相場よりさらにプラスになると考えましょう。

2. 洋室のリフォーム費用の内訳

洋室のフルリフォームと、和室から洋室へのリフォームの費用がわかったところで、さらに詳細な内訳を確認していきます。

リフォーム箇所費用相場工事期間
フローリングリフォーム(6~8畳)20~35万円3~5日
壁 / 天井のクロスをリフォーム(6~8畳)10~20万円2~4日
押入れをクローゼットにリフォーム8~25万円1~2日
ふすまをドアに変更8~15万円2~4日
インテリアを揃える費用1~10万円

フローリングや壁、天井やクロスなどのリフォームは、面積によって異なります。使用する部材によっても費用は変動し、高級品を使用すると当然にコストアップします。また、マンションの場合は使用する床材は一定以上の防音基準を満たしていなければなりません。

そのため、工事前に管理会社にどの程度の基準があるのかを確認し、それをリフォーム会社に伝えて使用する床材を選びましょう。押し入れからクローゼットへの変更や、ふすまをドアに買える工事は、大体2~4日以内に終わります。

インテリアの購入にはそれほど時間はかかりませんが、例えば海外から輸入するなど、取り寄せに時間がかかる場合は1週間以上かかることもあるでしょう。

3. 洋室をリフォームする際の4つのポイント

スムーズに洋室をリフォームするには、次の3つのポイントを頭に入れておくことが大切です。

  • 1.洋室のリフォーム目的を明確にして優先順位を決める
  • 2.床材選びで寒さやケガの対策を考慮
  • 3.洋室化して隣室と繋げるなら段差を解消する
  • 4.マンションの床リフォームの際は注意が必要

これらの3点を意識して、上手にリフォームを進めていきましょう。

洋室のリフォーム目的を明確にして優先順位を決める

まずはなぜ洋室のリフォームをするのか、目的を明確にすることが大切です。その上で、なにから取り組むべきか優先順位を決めましょう。リフォームの最大の目的や、優先して行うべきものを決めておかないと、リフォームプランを立てることが難しくなります。

目的を設定していないと、目につく箇所すべてのリフォームをしたくなることも多く、工事内容が広範囲になって費用も高額になることも少なくありません。また、リフォームして部屋自体は新しくなっても、結果的に問題点が解消されなかったり、欲しかった機能が搭載されていなかったりすることもあります。

目的を明確にすることでリフォーム後の満足度は高くなり、かつ優先順位から取捨選択することで、予算の決定もしやすくなります。リフォームによって解消したい問題がどこにあるかを確認し、現状の問題点を解消するにはどのような工事が必要かを考えて、行う工事を絞り込んでいきましょう。

床材選びで寒さやケガの対策を考慮

洋室で使用できる床材は種類が多く、それぞれで特徴が異なります。数ある床材から自宅の雰囲気に合ったものを選ぶのはもちろん、寒さやケガ対策となるものを導入することも大切です。例えば断熱材が入ったものを選ぶと、冬場は寒さをしのぐことができ、夏場も比較的涼しく過ごしやすくなります。

クッション性のある柔らかい素材なら転んだときのケガ対策になったり、音を吸収しやすいなら防音効果も期待できたりします。子どもや高齢者が主に利用する部屋なら、特にケガの対策はしておいたほうがよいため、床材は性質をよく確認して決めましょう。

洋室化して隣室と繋げるなら段差を解消する

洋室を単独で作る場合は不要ですが、隣室と繋げる場合は段差の解消方法も考えておかなければなりません。これは和室から洋室に変更する場合に必要な作業であり、使用する床材の厚み次第で段差の解消は可能です。

洋室化で段差を解消する必要があるのは、和室は洋室よりも床が薄く、そのまま洋室に変更するとこれまでなかった段差ができてしまうことが多いからです。

段差があると見た目が悪いだけではなく、つまづいて転倒する危険性もあるため、床材の高さもチェックしておきましょう。

マンションの床リフォームの際は注意が必要

マンションの床をリフォームする際には、使用できる床材が限定されることもあるため、注意が必要です。マンションには防音や遮音についての規定があり、この範囲内でのみ、床材の交換が可能です。

例えば防音性の高い畳からフローリングへのリフォームを考えていても、防音や遮音の規定を満たしていないと、工事が実施できないこともあります。これらの規定は建物によって異なるため、事前にマンションの管理規約を確認しておきましょう。

4. 洋室のリフォームで費用を抑える4つ方法

高いと数百万円かかる洋室のリフォームでは、高額な費用がネックになってしまうことも少なくありません。そこで考えたいのが、いかにしてリフォーム費用を抑えるかということです。

  • 工事内容のグレードを下げる
  • リフォームする箇所を絞る
  • 他の場所もまとめてリフォームをする
  • 複数のリフォーム会社から見積もりをもらう
  • 専門知識が不要な箇所はDIYでリフォームする

これら4つのポイントを押さえて、少しでも費用を節約して洋室のリフォームを行いましょう。

工事内容のグレードを下げる

リフォームはこだわって行うほど費用が高くなるため、工事内容のグレードを下げることでコストダウンは図れます。例えば導入する設備やインテリアを安いものにしたり、工事箇所を必要最低限に限定したりすることで費用の削減は可能です。

リフォームは細部までこだわろうと思えば、いくらでも費用をかけられてしまうため、予算を決め、必要な工事内容を見極めてから実施しなければなりません。また、現在ある設備や部材をそのまま使用することも重要なポイントです。

床や壁など、そのまま使えそうな部分は、重ね張りなどの方法を用いてそのまま使いましょう。現在あるものをすべて取り払い、完全に新設すると手間がかかり、撤去などのコストもかかって費用が上乗せされるため注意しなければなりません。

リフォームする箇所を絞る

リフォームは工事内容だけではなく、工事箇所の多さによっても費用は変わるため、費用を節約したいなら、リフォーム箇所を絞ることがおすすめです。同じ洋室にするためのリフォームでも、床と壁、収納などすべて行う場合と、床だけに限定する場合では、かかるコストが大きく異なります。

すでに収納スペースが十分にあるなら、無理に増設する必要はないため、床や壁のみ変更して、部屋の雰囲気を変えると費用は削減できます。ただし、床のみ、壁のみの張り替えだと費用は安いものの、部屋全体のバランスが取りにくくなるため、洋室にしたいならこれらはセットで行うことがおすすめです。

他の場所もまとめてリフォームをする

リフォームは一箇所のみで行うよりも、複数箇所行ったほうが費用負担を抑えやすいです。これはリフォームの際には純粋な工事費以外に出張費やその他諸経費といった細かいコストが発生ことが理由です。複数回にわけて行うと、その都度諸経費が必要となって、余計な出費が増えます。

まとめて行うなら、諸経費の発生を一度に押さえることができ、結果的にコストは安くなります。また、まとめて工事を依頼することで、料金の割引をしてくれることも少なくありません。リフォーム会社によっては複数箇所の工事をまとめたセット価格を用意していることもあります。

セット価格の設定がなくても、まとめて工事を行うことで通常以上に安く請け負ってくれることはあるため、一度交渉をしてみてもよいでしょう。

複数のリフォーム会社から見積もりをもらう

同じリフォームをする場合でも、リフォーム会社によってかかる金額は異なります。そのため、リフォームをする際には必ず複数社から見積もりをもらい、それぞれを比較してどこに依頼するか決めることが大切です。業者によって工事費や諸経費などの設定価格は異なり、部材の仕入れ値なども異なります。

同じ洋室のリフォームでも費用に大きな差が出てしまうことは多いため、少なくとも3社程度から見積もりをもらうことが大切です。依頼先の業者選びで悩むなら、一括見積もりサイトの「リフォームのナコウド」にお任せください。

リフォームのナコウドはリフォームの専門知識を持った相談員が、実施する工事内容に合ったリフォーム会社を紹介するため、ぜひお任せください。自分に合った信頼できる業者を見つけることで、リフォームはよりスムーズに進められます。

専門知識が不要な箇所はDIYでリフォームする

本格的なリフォームは、業者に依頼しなければなりませんが、DIYで簡単に行える部分もあります。例えばフロアマット重ね張りや壁、天井の張り替えなどは、ホームセンターなどで購入した部材を使用して、自分で交換が可能です。

DIYでの作業なら工具を含めた材料費程度で済むため、数千円程度で済むことも少なくありません。簡単にリフォームが行えるキットなども販売されているため、これを利用してみてもよいでしょう。ただし、DIYで行うのはあくまで簡単な部分のみであり、間取りの変更など難しいことにチャレンジするのは控えましょう。

DIYでのリフォームには限界があり、中途半端に手を出してしまうことで、改めて業者に依頼したときにかえって余計な手間や費用がかかることがあります。DIYによってコストアップさせてしまうのはもったいないため、無理のない範囲で行うことは頭に入れておきましょう。

5. 洋室リフォームの5つの施工事例

洋室のリフォームについてさらに理解を深めるには、実際の施工事例を参考にすることがおすすめです。どのようなリフォームをしたのか、その実例を知ることで、リフォームのイメージを掴みやすくなるでしょう。

【事例1】子供部屋として洋室のリフォーム

子ども部屋を洋室にするリフォームは、80万円の費用がかかっています。部屋は2つ続いており、将来的には壁で仕切って個室にできるような工夫が施されています。

また、ハンモックやブランコなどを吊るすフックも取りつけられており、子どもが楽しめる仕掛けも作られているでしょう。

【事例2】和室を明るいフローリングの寝室

和室をフローリング張りの洋室に変更したリフォームは、45万円で行っています。既存の畳を撤去し、下地を作り直してからフローリングを張っています。費用がやや高額になっているのは、全面的な改修を行っているからといえるでしょう。

また、ふすまを壁に交換してクロスを張るという作業もあるため、これもコストに加算されています。床をフローリングに替え、壁のクロスを張り替えることで部屋全体が明るくなり、快適な空間を実現できています。

【事例3】壁をなくして開放感のある洋室

フローリングやクロスの張り替えだけではなく、壁を取り除くことで開放感のある洋室へとリフォームできています。実施した工事は部屋の間切りの解体と、フローリングやクロスの張り替えで、コストは35万円です。壁を取り除くことで圧迫感がなくなり、より広々とした空間を実現できているでしょう。

【事例4】洋室に間仕切り壁を設置するリフォーム

家族数が増えたり、部屋が大きく分割したりする場合に間仕切り壁を取り付けることは比較的多くあるリフォームの一つです。簡単なものではカーテンなどで仕切る方法はDIYでも可能で数千円で出来ます。完全に仕切る壁を設置する場合や、汎用性も考慮し引き戸や折れ戸にする方法もあり、この場合は20~30万円の費用が必要になります。

【事例5】収納がなかった洋室にクローゼットを新設

洋室に収納スペースとしてクローゼットを新設することで、収納力を高め、かつ既存のスペースを有効活用しています。クローゼットは足つきにして高さを出し、ベッドの足の部分をその下に入れ込むことで、限られたスペースを有効活用できているでしょう。

また、隣接する子ども部屋との仕切りは動かせるため、将来的に仕切りを取り、広い1部屋にして使うことも可能です。間仕切りとクローゼットの設置にかかった費用は40万円であり、工期は4日です。

6. 洋室のリフォームの際はまず一括見積もりサイトを利用する

洋室のリフォームをする際には、一度一括見積サイトを使ってある程度の費用相場をチェックしておくことが大切です。

コストを確認した上で依頼する業者を選ぶことが、スムーズなリフォームの成功に繋がります。必要な費用を確認して信頼できる業者に工事を依頼し、納得のいく形で洋室のリフォームを終えましょう。