リビングのリフォームで失敗しない方法|実例を見ながらプランを決定

ひとくちにリビングのリフォームといってもさまざまな選択肢がありますが、特に人気が高いのは次の4つです。

  • 1位:壁紙
  • 2位:床
  • 3位:間取り変更
  • 4位:収納を増やす(壁面収納)

これらのリフォームは部屋の雰囲気を大きく変更できたり、機能性を向上したりするといった魅力があります。

しかし、それぞれの工事には費用がかかるため、行うならコストも把握しておかなければなりません。リビングリフォームにかかる費用を知り、適切な予算を組みましょう。

POINT

  • リビングをリフォームする際の費用は、内容によっても変わるが150~450万円程度かかる
  • 事前に不用品の処分と工事個所の荷物の移動をしておくと費用と工期が抑えられる
  • 安くリフォームするためには、見積りは複数社に依頼し、何カ所かまとめてリフォームするのもおすすめ

目次

1. リビングリフォームにかかる費用相場

どのようなリフォームをするかによっても異なりますが、おおよその費用は150~450万円程度です。

リフォーム内容費用相場工期
クロスの張り替え(10帖)5~11万円1~2日
フローリングの張り替え(10帖)11~20万円2~3日
間仕切りの設置8~25万円半日~1日
間仕切りを撤去してリビングを広くする40~90万円1週間
床暖房の設置65~110万円2~4日

リフォーム内容によっては、数十万円程度で済むこともありますが、大規模なものを予定しているなら、その額は100万円以上を超えてしまうこともあります。簡単な手入れ程度でよいなら、安価で行えるクロスやフローリングの張り替えがおすすめです。

また、リフォーム内容によっては費用だけではなく、完了するまでの期間も異なります。壁紙の張り替えなら1~2日程度、フローリングの張り替えなら2~3日程度ですが、全面的なリフォームだと2~3週間以上かかることもあります。

場合によっては1カ月程度かかることもあり、リフォームが長期化するなら仮住まいが必要になることもあります。

3. 【予算別】リビングのリフォーム内容

一般的な住宅で、広さ15~20畳程度のLDKを想定すると、予算別に行えるリフォーム内容は次のとおりです。

予算リフォーム内容
10~20万円 天井や壁ビニールクロス張り替え カーペットから複合フローリングへの張り替え 内窓取り付け 壁一面エコカラット貼り 装飾カーテンレールやオーダーカーテンの設置
20~50万円 無垢フローリングへの張り替え 壁面収納造作 畳敷きの小上がりコーナー設置
50~100万円 間仕切り壁を撤去して隣室と一体化 間仕切り開閉壁の設置 床暖房の設置
100~150万円 間仕切り壁を撤去してリビングルームを拡張
150万円以上 間仕切り壁を撤去してリビングルームを拡張 珪藻土や無垢フローリングなどの素材の使用 古民家風リフォーム 増築

安価なものなら10万円程度ですが、間取りの変更や増築などの大規模のものは、100万円以上かかることも多いです。また、簡易的な施工でも面積が広くなったり、工事の内容自体が増えるとコストアップします。

3. リビングリフォームで費用を抑える3つの方法

リビングのリフォームにかかる費用を抑えるためには、次の2つのポイントを押さえることが大切です。

  • 同時に複数個所をリフォームする
  • 見積もり依頼を複数社に出して比較する
  • 補助金制度を利用する

同一のリフォームを依頼する場合でも、業者によって費用は異なります。また、リフォームによっては補助金制度が適用される場合もあります。

同時に複数個所リフォームする

リビングでリフォームする箇所があれば、一度に行うことで手間もかからずに費用も抑えられます。リフォームには資材の運搬、作業員の工賃、廃棄物処分費用などがかかります。リフォームを分けて行うと、これらの費用が新たに発生します。

リフォームを依頼する前に他にもリフォームする箇所がないか調べておきましょう。例えば、リビングのフローリングの張り替えを考えているなら、床暖房の設置も依頼するなどです。

リフォームを同時に行うと手間や費用は抑えられますが、工期日数がかかり、一度の出費が多くなります。

見積もり依頼を複数社に出して比較する

リフォームを行う際には業者に見積もりを依頼しますが、複数社より見積もりをもらい内容を比較しましょう。同じ工事内容でも業者によって費用が異なりますので、金額的な相場やお得な業者が判断できます。

見積もりの内容も細部までチェックすることが大切であり、内訳まで確認する必要があります。また、業者によっては見積もりの内容から追加料金を請求してくることもあるため、追加の有無も確認しておかなければなりません。

ただし、金額だけで決めてしまい工事の質が悪く、失敗するケースもあります。費用と工事内容の両方を確認して、バランスがよいかを確かめる必要があります。信頼できるリフォーム業者を探すなら、一括見積もりサイトの利用がおすすめです。

「リフォームのナコウド」は、リフォームの専門知識を持った相談員が在籍しているため、プランに合ったおすすめの業者を紹介できます。工事費用で損をしないためにも、見積もりは念入りに比較して信頼できる業者を探しましょう。

補助金制度を利用する

リフォームには補助金制度があり、これを利用することで出費が軽減する場合があります。補助金制度はさまざまな工事に適用でき、リビングのリフォームにも適用できる場合があります。代表的な例としては省エネ化やバリアフリー化、長期優良住宅などを目指すものであり、国が実施している制度は多いです。

ただし、制度によって適用の条件が異なり、申請の期間も異なるため確認が必要です。毎年実施されている制度でも、予算の都合で早めに応募を締め切ることがあるため、最新の情報をチェックしておくことが大切です。

また、国ではなく自治体が独自に実施しているものもあるため、住んでいる地域で利用できるものはないか、市区町村の役場などで確認しておきましょう。補助金は施工前に申請する必要があるため、リフォーム業者に相談して利用できるものがないか聞いておくこともよいです。

4. リビングリフォームの3つの施工例

実際にどのようなリフォームをするのか考える際には、施工事例を参考にすることがおすすめです。

  • 【事例1】間取りをそのまま活かしたリフォーム
  • 【事例2】バリアフリー化された明るいリビング
  • 【事例3】収納が増えてスッキリとしたリビングのリフォーム

ひとくちにリビングのリフォームといっても内容によって雰囲気が違ってくるため、自分の理想に近いものを参考にしてください。

【事例1】間取りをそのまま活かしたリフォーム

築22年の物件をリフォームした事例では、現状の間取りをそのまま活かし、クロスの張り替えや壁の交換などを行っています。施工期間は15日で費用は約175万円であり、落ち着いた空間に生まれ変わらせています。

クロスや床材、扉の色などにコントラストをつけることでデザイン性を高められており、リビングの雰囲気は大きく変わっているでしょう。全体的に統一感があり、バランスのよいリフォーム内容となっています。

【事例2】バリアフリー化された明るいリビング

築60年の物件をリフォームした例では、古民家をオール電化に変更し、リビングとダイニングキッチンをひとつにしています。間取りを変更することで広々とした空間を実現でき、かつ建具の設置によってバリアフリー化も実現しています。

工費は350万円であり、施工期間も50日と大掛かりなリフォームといえます。築年数の古い物件ですが全面的なリフォームによって新しく生まれ変わっており、快適な空間を実現できています。

【事例3】収納が増えてスッキリとしたリビング

築11年の物件のリフォームでは、リビングの一角に間仕切りを置き、収納スペースを増加させています。新たに収納ができたことで片付けがしやすくなり、より広々とした空間が実現できました。

また、テレビボードやキッチンカウンターなども新しく造成されており、これによっても収納スペースは増えています。費用は520万円とやや高額ですが、収納スペースが大幅に増えることで、利便性の高さは増しています。

7. リビングリフォーム|床材の選び方

部屋のイメージを大きく左右する床材は、耐久性や遮音性などの機能から、風合いや温かみなどのデザイン面もチェックすることが大切です。床材によって特徴は大きく異なるため、それぞれの違いを知り、自分が求める雰囲気に合ったものを選びましょう。

クッションフロア:コスト / 手入れのしやすさを重視する人向け

少ないコストで導入し、かつ手入れのしやすさを求めたいなら、クッションフロアがおすすめです。クッションフロアは安いだけではなく、導入や施工も簡単です。また、水や汚れにも強いため、お子さんがいる家庭にもおすすめです。

複合フローリング:木の質感が好みでコストを抑えたい人向け

木の質感や温かみを求め、かつ安価に抑えたいなら、複合フローリングがおすすめです。複合フローリングは無垢材よりも安く、耐久性も高いため、安心して利用しやすいです。木特有の反り返ったり、割れたりするリスクが少なく、その使いやすさから広く利用されている床材といえます。

カーペット:遮音性を求める人向け

遮音性の高さを重視したいなら、毛足の長いカーペットがおすすめです。毛足が長いほど衝撃の吸収力が高くなるため、遮音性も向上します。リビングが2階にある場合や、マンションで階下への音の心配がある場合などにも向いているでしょう。

無垢フローリング:温もりのある雰囲気を求める人向け

本格的に木の風合いを楽しみたい人には、無垢フローリングがおすすめです。100%の天然素材であるため、木特有の調湿作用があり、保温性にも優れています。断熱性も高く、夏場はべたつかず、冬場は温かく過ごせる点も魅力でしょう。耐久性は高く、木の柔らかな風合いがある点も特徴です。

Pタイル(フロアタイル):メンテナンス性の高さを求める人向け

メンテナンスの簡単さを求めるなら、Pタイルがおすすめです。Pタイルは店舗で使われることも多い床材であり、傷や摩耗に強い点が魅力です。全面で張り替えるだけではなく、部分的に使用することも可能であるため、アクセントとして使うこともできます。

8. リビングリフォーム|壁材の選び方

リビングの雰囲気を大きく変える要因としては、壁紙もあげられます。どのような壁材を使用するかによって見た目の雰囲気は違ってくるため、理想に合ったものを選ぶことが大切です。また、壁材ごとに特徴が異なるため、この違いも理解しておきましょう。

ビニールクロス:安価で豊富な色柄から選びたい人向け

低コストで幅広い選択肢を持ちたいなら、ビニールクロスがおすすめです。ビニールクロスは各社幅広い商品展開をしており、豊富な色柄から選べます。安価で導入できる点も魅力であり、施工も簡単なためそれほど時間もかかりません。耐用年数は10~15年程度であるため、一定期間で張り替えましょう。

塗壁:機能性やデザイン性を重視する人向け

デザイン性はもちろん、機能性も求めたいなら、塗壁が向いているいるでしょう。塗壁は漆喰や珪藻土、土壁などさまざまな選択肢があり、豊富なデザインから選べます。また、塗料によって特徴が異なり、調湿作用や断熱性、防音性などを向上させることも可能です。

使用する塗料によって異なりますが、基本的には20年程度で一度塗り替えを行うことが一般的です。

木質壁:自然の豊かな質感を求める人向け

自然は風合いや質感を求めたいなら、木質壁がおすすめです。木質壁は無垢材や天然木の化粧合板などがあり、素材のそのものの魅力を楽しめます。木質壁は調湿作用や断熱性も優れており、機能面も充実しています。メンテンナンス次第で長持ちしますが、基本的には20~30年程度が寿命です。

タイル:耐久性を重視する人向け

耐久性を重視したいなら、タイルがおすすめです。タイルは耐久性や防水性ともに高く、壁材としての寿命は半永久的です。ただし、目地が汚れやすいため、汚れが気になった時点で一度メンテナンスをするとよいでしょう。最近では調湿や消臭といった付加機能のあるものも増えており、機能性も高いです。

6. リフォームする際に事前にやっておくべきこと

スムーズかつお得にリビングのリフォームを行うには、次の2つを事前にやっておくことがおすすめです。

  • リフォーム前に不要品を処分しておく
  • 工事箇所の荷物を別室に移しておく

それぞれを行うことでコストダウンや、工期の短縮ができる場合もあります。

リフォーム前に不要品を処分しておくと費用が抑えられる

不要な家具や家電などがある場合は、リフォーム前に処分しておくことがおすすめです。リフォーム時に不用品の回収や処分をリフォーム業者に依頼することも可能ですが、別途処分費を請求され、これが割高になることも少なくありません。

自治体ごとの回収サービスや地域の不用品回収業者などを利用するほうが安いことが多いため、事前に処分して余計な費用の発生を防ぎましょう。

工事箇所の荷物を別室に移しておくと工期を短縮できる

工事を行う部屋やそこに向かうまでの動線で物が散らかっていると、まず片付けからしなければなりません。片付けに時間を取られると余計な手間がかかり、工期が長くなるため、最短期間で終えたいなら事前に荷物を片付けておくことをおすすめします。

邪魔にならないように荷物を別室に移したり、処分したりしておくことでスムーズにリフォームを開始でき、工期の短縮に繋がります。

10. リビングリフォームを行った人の声

実際にリビングのリフォームがどのような変化をもたらすかを知るためには、リフォームを行った人の声を参考にすることがおすすめです。リビングのリフォームで快適になったという声はもちろん、失敗したという声もあるため、両方を知っておきましょう。

日常の心地よさが増えた

リビングは普段の生活で長く過ごす場所であるため、リフォームをすることでより心地よく過ごせるようになったという声があります。機能性が上がり、リビングが以前よりも快適に使えるようになったおかげで、日常的な満足度は増加しています。

家族一緒に過ごす時間が増えた

床暖房を導入したり、断熱リフォームを行うことで、リビングの快適性が上がったという声があります。快適に過ごせる空間になったことで、家族で一緒に過ごす時間が増えたという喜びの声も上がっています。家族で長く過ごす空間だからこそ、快適に過ごせるようにリフォームをするのは大切です。

寒さが改善しきれなかった

断熱材を導入して寒さ対策のリフォームを行ったものの、十分に寒さが解消しきれなかったという声もあります。寒さが解消できなかった理由としては、窓周辺から冷気が入ってきてしまっていたことがあげられます。

最終的な仕上がりをもっと明確にイメージしておくべきだったという後悔もあるため、どのような完成形にしたいかはきちんと考えておくことが大切です。

業者の説明不足で不安を感じた

リフォームの内容そのものではなく、業者による対応についての声もあります。工事中に設計変更を依頼したことで追加工事が発生しましたが、その説明がなく、不安を感じています。説明もないままに追加工事が増えていき、業者への不信感がつのって不安に感じたことでしょう。

リフォームは業者と二人三脚で行う必要があるため、疑問点はきちんと説明を求め、コミュニケーションを取って進めていくことが大切です。

11. リビングのリフォームは計画的に行おう

リビングのリフォームをスムーズに進め、問題なく成功させるには計画的に実行することが大切です。なにを目的としてリフォームを行うのかはもちろん、完成後の生活も明確にイメージしておく必要があります。長く過ごす空間だからこそ、事前に念入りな計画を立てて、リビングリフォームの成功を目指しましょう。